入試はその学校でのはじめての授業

という言葉を去年あたり耳にした。

 

当時は当然過去問など解いたこともなく、そうなんだ〜くらいに軽く流していたけれど、いざ過去問を解いてみるとこの意味がよくわかる。

 

先日はじめての過去問演習を行い、あえて私も一緒に解いてみたのだが、国語の本文が学校方針そのもので、読みながら「なんて良い文章なんだ…」と感心してしまった。

 

この本文を読んだ数日後に学校説明会で校長先生のお話を聞く機会があったのだが、そのときのお話と入試の素材文の内容がものすごくリンクしていて、ああこの学校はこういうことを大切にしているのか…と強く感じたし、共感した。

 

また、理社の出題内容もいわゆる模試とは全然違って、考えさせてくれるものが多かった。

社会ならば普段から問題意識を持っているか?理科ならばこのデータを読み解き発展させられるか?といったもので、これはきっと通常の授業でも単なる知識の習得だけにとどまらず、実際にそれらが実生活においてどう活かされているのか、そして何をどうしたらより良い社会を作れるのか?といった、学習のその先のことを大切にされているのだろうということが想像できた。

 

結果についてはここで触れないが、ニャロ太としては過去問は普段の模試の数倍解いていて楽しかったようで、なるほどこう考えたら良かったのか!と声にしながら解き直しをしていたし、その姿勢は普段の学習とは全く違うものだった。

 

過去問との相性というのは、点数の良し悪しもだけれど、解いていて楽しいとか?といった感覚的な部分も大きいと思う。

こういう感覚というのは個人差が大きいわけで、だからこそ感覚が合わないと入学後に苦労するという保護者会での話につながるのだと思う。